今回、総戸数54邸東大阪島之内開発プロジェクトの発足するにあたりまして様々な調査を行いました。中でも家を建てる為の土地についてのお話です。
当たり前のことですが、私たちが生活の中で意識することなく使用している建物は地盤の上につくられています。その地盤の正体は外から見ただけでは知ることが出来ません。
そこで、今回周辺の既存住宅(築後1年〜10年程度)の一戸建てを中心に調査いたしました。その結果、建具の建てつけが悪い、外壁にひび割れがおきているなどの住宅が多数見受けられました。中でも地盤沈下が原因であろう基礎の微妙な傾きの住宅には驚いたものです。
家が下がって傾いたという話は以外とよく聞きます。リフォームなどで床下に潜った際にもかなりの頻度でヒビが入っているケースを見受けられ、これら地盤の不同沈下が原因と思われる建物の破損は昭和後期に造成された住宅地などでよく見られますが、これは当時、住宅建築時に地盤に対して配慮されることがなかった為です。最近では建築時に地盤調査を行うことが一般化してきましたが地盤調査を行わずにベタ基礎だから大丈夫、とベタ基礎の性能を過剰に信頼して施工してしまっているケースも多いようです。
通常、土地の上に建物を新たに乗せるとその重みで程度の差こそあれ建物は沈下します。既存の建物があった場合でもあらたに建てる建物の重さが以前の建物より重ければ、その増えた重みの分だけ沈下します。この沈下が均等であった場合は建物に構造的問題を生じることはありません。しかし不同沈下(建物全体が均等に沈下するのではなく不揃いに沈下すること)によって建物が斜めに傾いたり、基礎が折れたりすると建物の構造を支える部分がゆがみ、変形するため構造強度が著しく低下します。
この様なことが原因で著しい構造強度の低下が起きる前に通常、家が傾いた為ドアや窓が開閉できない、壁にヒビが入りすきま風が生じる、部屋のなかで平行感覚が狂いめまいを生じるなど精神的ストレスや日常生活上の問題が生じたりヒビ等から建物内に雨水が浸入し躯体が侵食し建物の寿命が短くなる等の問題が起きます。
そこで今回、西松の家島之内プロジェクトにおきましては、この様な後々お客様にしまった、という後悔のないよう安全に更なる安全を兼ね備えるように決定し施工しております。
地盤の柱状改良について具体的にわかりやすく言うと、大型ショベルカーのショベルの部分がドリル状の形状になった特殊工機により地面に穴を掘りながら、セメント材を注入しつつ最終深度まで掘り進めます。その結果、地中にセメント棒状の柱ができるわけですが、今回の場合1宅地におきまして20数本地中に柱状して、その上に住宅性能表示で定められた耐震等級3のベタ基礎を施工しております。この様な施工により建物はもちろんのこと、地盤に対しても10年保証が付いてくるという仕組みになっており、高い安全性と信頼を頂戴しています。
(お客様へのアドバイス)
モデルハウスを見学に行った際、家の外観、デザイン、設備等に目をうばわれがちだとおもいますが、家を建てる為の基礎となる地盤に対しても着目することで将来的な不安を取り除くことができると考えますが、如何なものでしょうか。 |